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森林は大切な地球の家族

森林を増やす努力

木がなければ紙コップを作ることはできません。
そのため製紙産業では植林を実施しており、2012年度までに国内外合わせて70万ヘクタール(高知県と同じ面積)を目標に植林を進めています。
植林事業の多くは海外で進められていますが、放牧地や灌木地、焼畑後の荒廃地など、森林ではない土地に新たに植林するケースがほとんどです。これは、土地の有効利用や現地での新たな雇用の創出といった経済的効果をもたらすだけでなく、焼畑などによる森林破壊拡大の抑制策にもなります。
製紙業界の海外植林
 
植林面積の推移
 

木を切って未来に森を残す?

木も植物です。間伐や下草刈り、枝打ちなど手入れをいない森は荒廃してしまう場合もあります。
森林を「木の畑」としてとらえ、循環利用を前提にして収穫します。
木が生長する以上に木を切らなければ森林が減ることはありません。
計画的に森をケアし、その間伐材などをを収穫することは、森林をさらに豊かにし、将来に残すことになります。
違法伐採削減への取り組み
世界中で違法伐採が大きな問題となっています。
そのため日本の製紙産業では、違法に伐採された木材を使用しないよう、国際的な連携に取り組んでいます。
日本の製紙産業では、「材料を育てる植林」を進めていますが、現状では木材原料の全てを植林木でまかなうことはできません。
そのため製紙原料には天然木材も使用していますが、持続可能な森林経営から収穫された木材を使用(間伐材などを多く使用)し、違法伐採木を排除するよう、業界全体で管理体制を整備しています。
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