小屋 達哉
生産技術本部 技術部(所属部署は開発当時のものです)
生産技術本部 技術部(所属部署は開発当時のものです)
昔インスタントのカップ麺のパッケージで、表面が波打っている紙製の容器があったのを覚えていらっしゃいますか。カップ麺と言えば発泡スチロール製の容器が主流の時代、あの紙容器を開発したのは、私たち日本デキシーです。
熱い麺類やスープ類などの食品容器では、安全性と使いやすさの追求から「断熱性」が求められます。
容器の表面が波打った「コルゲート」と呼ばれる構造も、熱々のカップ麺をしっかりと手にもって安心して召し上がって頂く為のかたち。断熱性を高めるには、いかに容器と人の手の間に空気層をつくるかということがポイントです。
日本デキシーでは、コルゲート容器の技術を基盤にして、様々な断熱性構造を開発しています。
熱い麺類やスープ類などの食品容器では、安全性と使いやすさの追求から「断熱性」が求められます。
容器の表面が波打った「コルゲート」と呼ばれる構造も、熱々のカップ麺をしっかりと手にもって安心して召し上がって頂く為のかたち。断熱性を高めるには、いかに容器と人の手の間に空気層をつくるかということがポイントです。
日本デキシーでは、コルゲート容器の技術を基盤にして、様々な断熱性構造を開発しています。
表面が波打っているコルゲート容器は、「印刷された文字が読みにくい」という欠点もありました。
そこでコルゲートの上にさらにもう一層紙を巻くことで三重構造にした容器を開発しました。印刷の問題も解決すると同時に二重になった空気層により断熱効果が一層高まり、熱湯を注いだ時の表面温度を65度以下に保つことができるようになりました。また、三重構造は大変丈夫で安定感があり、熱々でボリューム感あるラーメン容器に最適なのです。
複雑な構造になるため従来よりもコストを要するのですが、日本デキシーが長年に渡って築き上げてきた高度な製造技術により、きわめて効率の良い生産ラインを構築。お客様に機能を評価いただける価格で製品を提供しています。
そこでコルゲートの上にさらにもう一層紙を巻くことで三重構造にした容器を開発しました。印刷の問題も解決すると同時に二重になった空気層により断熱効果が一層高まり、熱湯を注いだ時の表面温度を65度以下に保つことができるようになりました。また、三重構造は大変丈夫で安定感があり、熱々でボリューム感あるラーメン容器に最適なのです。
複雑な構造になるため従来よりもコストを要するのですが、日本デキシーが長年に渡って築き上げてきた高度な製造技術により、きわめて効率の良い生産ラインを構築。お客様に機能を評価いただける価格で製品を提供しています。
スープ春雨やカップみそ汁などの容器でお馴染みの二重構造の紙容器。 三重容器よりも使用する紙の量を少なくし、省資源化とコストダウンを実現しました。 アウターシェルと呼ばれる表面の紙が空気層をつくりながら、カップ下部で内側に回り込む部分に、 空気層にたまった熱い空気を外へ逃がす穴を空ける構造になっています。
この構造で特許を取得。 省資源化を実現しながら、断熱効果を両立させ、様々なスープ系食品の紙容器としてご利用いただいています。
また多重容器は厚みがある為、通常のカップ容器よりも輸送コストがかかります。そこでカップに設けられた上部から下部へのなだらかな傾斜を、ムダなく重ねられる角度に設計し、輸送コストの削減にも繋げています。
一見シンプルに見える紙容器の構造は、すべて細かく計算され設計された意味のあるかたちなのです。
この構造で特許を取得。 省資源化を実現しながら、断熱効果を両立させ、様々なスープ系食品の紙容器としてご利用いただいています。
また多重容器は厚みがある為、通常のカップ容器よりも輸送コストがかかります。そこでカップに設けられた上部から下部へのなだらかな傾斜を、ムダなく重ねられる角度に設計し、輸送コストの削減にも繋げています。
一見シンプルに見える紙容器の構造は、すべて細かく計算され設計された意味のあるかたちなのです。